2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【A】6/29登場分(4報)

[2206.14024] Unraveling intricate processes of glassy dynamics from static structure by machine learning relative motion 2020年にNature Physicsに現れてかなり話題になったこの先行研究の手法にさらに改良を加えた論文. 先行研究では短時間で一回…

【A】6/28登場分(4+3報)

[2206.12932] A classification of nonequilibrium steady states based on temperature correlations 斜め読みで雰囲気を味わった程度だが,パワーワードが大量に出てきて非常に興味深い. The inverse temperature covariance という量が導入されている. …

【A】6/27登場分(2報)

[2206.11955] Mesoscopic Simulations of Active-Nematics Multi-particle collision dynamicsの各計算点にorientation vectorを付与してnematic性を導入しつつ,orientationの方向にactive force的なものを導入してactive nematicsっぽくしたという手法提案…

【A】6/24登場分(2報)

[2206.11633] Microscopic foundation of the $μ$(I) rheology for dense granular flows on inclined planes 離散要素法で傾けた板の上においた粉体層の振る舞いを調べたレター論文. システムは三次元で摩擦ありなし両方扱っている. 粒子は全部同じ大きさ…

【A】6/23登場分(2報)

最近はとてつもなく暑くなってきたが,イネ花粉がアレルゲンの花粉症の人はこの時期花粉症が辛いらしい. とんでもないことです. 一方,桜なんかは虫媒花なので桜の花粉症という人は稀だそうです. なんだか粋ですね. [2206.11121] Local Plastic Response…

【A】6/22登場分(2報)

昨日はアメリカがJuneteenthという祝日だったらしいが,その関係かarXivの更新がなかった. そのため今日は2日分がドカッと更新されていた. [2206.09096] A unified theory of emergent equilibrium phenomena in active and passive matter 統計力学とゲー…

【A】6/16,17登場分(1,2報)

6/16登場分 [2206.07270] Drag of an elliptic intruder in a two-dimensional granular environment 粉体がそこそこ(わずかにjammingしないくらい)みちみちに詰まったところに楕円形の粒子をねじ込んで一定外力で牽引するような状況を考えるという仕事. …

【A】6/14登場分(3報)

Density of States below the First Sound Mode in 3D Glasseshttps://arxiv.org/abs/2206.05270 3次元のモデルガラス系の低周波振動状態に関する数値計算 3種類の代表的なモデルガラス系に対して、3次元での低周波振動モードの関数系を測定している。小さな…

【A】6/13登場分(1報)

[2206.04818] Is there a Granular Potential? 粉体系を対象に平衡熱力学に似た理論体系の拡張を行った論文. 具体的には近年流行りのEdwardsアンサンブルに化学ポテンシャルのような項を導入した(関連文献に詳しくないので自信はないが,書きっぷり的にた…

【A】6/10登場分(2報)

Ground state fractal crystalshttps://arxiv.org/abs/2206.04343基底状態にフラクタル構造のある結晶をもつモデル方程式系の提案界面エネルギー汎関数を提案し、その基底状態により生じる相状態を調べている。汎関数の形はそんなに複雑ではないのに、アポロ…

【A】6/8登場分(4報)

[2206.03016] Stability of a tilted granular monolayer: How many spheres can we pick before the collapse? タイトルの通りのことをMDで調べている. 六方格子状に並べた同一粒子を斜面上に配置し,少しずつランダムに球を取り除いていくという実験プロ…

【A】6/7登場分(2報)

[2206.02683] Mapping out the glassy landscape of a mesoscopic elastoplastic model Elastoplastic modelで振動せん断下のガラスの塑性変形について考えてみましたという論文. 振動せん断下で振幅が小さいときは複数のサイクルの後reversibleな閉軌道に…

【A】6/6登場分(1報)

arxiv記事の内容についてあれこれ書いている中でたまに他の論文を引用していることがあるのですが,そのリンク先が間違ってしまっていることが度々あるとご指摘いただきました. それによって意味がわからないことになってしまっていましたらごめんなさい. …

【A】6/3登場分(3報)

Multilevel simulation of hard-sphere mixtureshttps://arxiv.org/abs/2206.00974二成分剛体球の数値計算手法の提案階層性のある系の逐次モンテカルロ法を提案している。大粒子間の枯渇相互作用について粗視化ポテンシャルを用いた計算と大粒子を止めて小粒…

【A】6/2登場分(3報)

[2206.00210] Interplay between jamming and MIPS in persistent self-propelling particles Active 系を見てみるとJammingは溶けて流動的になるし,流動相は気液相分離するじゃろ?両者の競合はどうなっとるんじゃ?という論文. Jammed相→流体相→気液共存…

【A】6/1登場分(3報)

[2205.15643] Collective dynamics of dense disordered polar active matter 排除体積効果と"minimal alignment"が存在するActive matter模型を考えてみたという論文. Alignmentの強さを変えたときのFlocking転移が高密度では二次転移的・低密度では一時転…