【A】6/27登場分(2報)

[2206.11955] Mesoscopic Simulations of Active-Nematics

Multi-particle collision dynamicsの各計算点にorientation vectorを付与してnematic性を導入しつつ,orientationの方向にactive force的なものを導入してactive nematicsっぽくしたという手法提案.

localに運動量が保存するように工夫した式5がポイント?

Active turbulenceもGiant number fluctuationsも両方表現できるらしい.

連続体模型でも粒子模型でもないmesoscopic模型だという点を強調していたが,連続体模型を粒子法で解くのと本質的にどう違うのかは読み取れなかった.

 

 

[2206.12332] Global synchronisation in microswimmer suspensions

Rotletとsource dipoleのみ(おそらくforce dipoleはなし)のSquirmerの多体系を格子ボルツマンで真面目に計算してみたという論文.

個人的にForce dipoleを抜くという発想はなかったけどこれによってパラメータの数が減って図4のような相図が作成できるようになったというのは大きそう.

Rotlet起因のchiralityがある場合は円周軌道の同期相が支配的になるらしいが,興味深いことに相図内の狭い領域では軌道が同期することなく有限の泳動方向のpolar order(泳動方向のベクトル和がnonzeroということ)を形成することがあるらしい.