【A】7/6登場分(3報)
[2207.01827] Quantum Annealing: An Overview
量子アニーリングのOverview論文.
事例紹介というよりは比較的理論寄りの内容.
3/31に出てた超ショートレビューよりはだいぶ内容が厚い.
Chakrabartiさんは前回から引き続きの執筆.
[2207.01923] Chiral Active Matter
Chiral Active Matterに関するPerspective論文.
Review論文とOverview論文とPerspective論文の違いがわからない.
EPLに投稿されているみたいやけど,EPLもこういう形態の論文を受け入れているとは知らなかった.
引用文献数131報で7ページなので濃密感がある.
最後にOpen questions and future challengesという節があって良さそうな気もするけど,こういうのを参考に問題設定して研究進めているといざ論文投稿するときにどこかとバッティングしそうで少し怖いですね.
図4は見たことがなかったけどすごく美しい.
[2207.02164] Optimal Turbulent Transport in Microswimmer Suspensions
バクテリア乱流的なものの中にtracerを入れた際のMSDが最大になる条件を探るという論文.
連続体模型に立脚した数値解析で調べている.
データの整理にあたってはKubo数という無次元数を用いている.
このKubo数というのは electrons in turbulent magnetized plasmaなどの分野で用いられるらしいが,これは空間的な相関と時間的な相関の強さの比みたいなものになっている.
Kubo数が1くらいの領域でMSDが最大になるらしい.