【A】7/5登場分(4+2報)
[2207.00790] Pavlov Learning Machines
パブロフの犬的な条件付がどのようになされるかを数理模型で示した例がなかったのでやっといたで論文.
Langevin dynamicsでモデル化しているらしい.
ニューロンとシナプスのタイムスケールがしっかり分離しているとぱぶろパブロフ的な効果が自然と現れるらしい.
すごい(内容は全然読めていませんが).
しかもこんなユニークな題材やのに1つ目の式がよく見るIsing-likeなハミルトニアンでなおすごい.
作用積分レベルでのスケール普遍性のいろはを教えてくれて,いい感じのソフトウェアも紹介してくれる論文.
作用の形を与えたら上部臨界次元教えてくれるということぽい.
すごい.
でも結局いざ使うとなると「ほんまかな...?」て検算しちゃうのが人情というものではないかと思う.
[2207.01000] The rise and sink dependence on the shape of a horizontally wiggling intruder
粉体をみちみちに敷き詰めたところにintruderという大きな粒子を沈めて振動外場を与える(速度の形で).
系は二次元でy方向に重力が働いている.
振動はx方向に与えるが,intruderの形や(回転対称性が破れている場合は)向きによってy方向に浮き沈みのdynamicsが現れるらしい.
離散要素法で細かくそうした浮き沈みdynamicsを調べている.
ちなみにキリ番.
[2207.01013] Dynamical neighbors: phase and jamming transitions in hard-spheres fluids
Hard sphere fluid系でjammingなどの議論をするためにDynamical neighborsという概念を提案している論文.
何かしらの時間の閾値を導入して,その時間以内にぶつかりそうな周囲粒子をneighborと定義する方法らしい(neighborの数が時間閾値の関数にもなる).
このdynamical neighborsの数などをorder parameterにするとjamming転移が記述できるようになるということらしい.
二次元では連続転移になるが,三次元では一時転移になるらしい.
すごく興味深いけどそれはjammingとは違うなにかなのではないかという気もする.
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以下は同じ著者らによるActive matterについての論文
[2207.01317] Tuning attraction and repulsion between active particles through persistence
[2207.01321] From a microscopic solution to a continuum description of interacting active particles